16<<白蓮華の法>>


法華経は白蓮華の法ともいうように、シンボルカラーが白です。対して、真言密教のシンボルカラーは黒のようです。白とは総ての色の波長を反射して白く見え、黒とは総ての色の波長を吸収して黒く見えます。
法華経の題目と真言密教の言霊の原理は同じですが、シンボルカラーで目的の違いが分かります。
※つまり、白色には欲を絶つ意味があり黒色は欲望の象徴になるわけです。

仏教の基本的教えは時間と空間を元にした因果律で、これはマクロ的相対性理論に通じます。対して、真言密教の教えは意識により空間をシンクロニシティ(共時性)させるミクロ的量子理論に通じます。<アラヤ識(深層意識)>

量子理論では因果律に関係無く意識の力で未来をコントロール出来ますが、自然界はマクロ的因果律が基本になっているため、因果律を無視した神通力は最終的に破壊に向います。<魔の神通力(アンバランス)>

しかし、ミクロの法則とマクロの法則の矛盾は生命の進化や精神の成長の原理でもあるため、釈迦は因果律を基本にした量子論的修行法として法華経を顕わしたと思います。<アマラ識(集合意識のバランス)>

(青の波長だけ反射)
(赤の波長だけ反射)

(総ての波長を反射)
(総ての波長を吸収)

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